
サペラヴィ
深い色合いと力強い酸味を持つジョージア原産の赤。高い酸味と豊富なタンニンが、脂肪分の多い肉をさっぱりと包みます。ブラックベリーやプラムの果実味と、熟成による土っぽいニュアンスが特徴。
Georgia · The Cradle of Wine
ムカド ワイン
8000年の歴史を持つ、ワイン発祥の地ジョージア。世界最古の醸造文化を今に伝えるこの国では、土中に埋めた素焼きの甕「クヴェヴリ」を使った伝統製法が、現在も受け継がれています。その中心地の一つ、銘醸地ムクザニでワインを造る MUKADO WINES。伝統を守るだけではなく、現代の醸造技術と品質管理を融合させ、土地の個性をまっすぐに表現したワインを生み出しています。約30年にわたり造り手と交流を続け、日本へ正規輸入してきた私たちが、その魅力をお伝えします。
Mukuzani, Kakheti — Georgia 🇬🇪



MUKADO WINES は、ジョージアを代表する銘醸地ムクザニを原点とするワインブランドです。受け継がれてきたクヴェヴリ製法と、現代の醸造技術を融合させ、土着品種が持つ本来の魅力を、一本一本に表現しています。
About Georgia
ヨーロッパとアジアの境界、南コーカサスに位置するジョージア。北に大コーカサス山脈、南に小コーカサス山脈が連なるこの国は、多様な気候と豊かな自然に恵まれ、古くからブドウ栽培に適した土地として知られてきました。約8000年前の醸造の痕跡が発見され、世界最古のワイン文化が生まれた地として知られるジョージアでは、土中に埋めた素焼きの甕「クヴェヴリ」を使う伝統製法が、今も日常の暮らしの中で受け継がれています。東西交易の要衝としてさまざまな文化を受け入れながらも、独自の醸造文化を守り続けてきたことが、ジョージアワインの個性を育んできました。


What is Georgian Wine
黒海とカスピ海の間、南コーカサスに位置するジョージア。ここでは約8000年前からワインが造られていたとされ、世界最古のワイン文化を持つ国として知られています。ワインは、ジョージアの人々にとって単なる飲み物ではありません。日々の食卓や祝いの席、宗教的な行事にも深く結びついた、暮らしと文化の一部です。500を超えるともいわれる固有のブドウ品種と、地域ごとに受け継がれてきた醸造方法。その積み重ねが、ジョージアワインの多彩な香りと味わいを生み出しています。
「ワイン発祥の地」と呼ばれる背景には、考古学的な根拠があります。首都トビリシの南にある新石器時代の遺跡から出土した、紀元前6000年から5800年頃の土器から、ブドウやワインに由来する成分が確認されました。これは現在、ブドウを原料とするワイン造りを示す、世界最古級の科学的証拠とされています。8000年前に始まったワイン造りが、過去の遺産として残っているだけではなく、今も人々の暮らしの中で受け継がれていること。それこそが、ジョージアワインの大きな魅力です。


Qvevri Method
ジョージアワインを象徴するのが、「クヴェヴリ」と呼ばれる素焼きの甕を使った伝統製法です。クヴェヴリを地中に埋め、その中でブドウを発酵・熟成させるワイン造りは、長い歴史の中で世代を超えて受け継がれてきました。地中に埋めることで、外気の影響を受けにくく、甕の中の温度が比較的安定します。また、素焼きのクヴェヴリはごくわずかに空気を通すため、ワインはゆっくりと落ち着きながら熟成していきます。伝統的な製法では、果汁だけでなく、果皮や種子、場合によっては果梗も一緒に発酵・熟成させます。そこから色合いや香り、渋み、味わいの厚みが引き出され、複雑さと骨格を備えたワインが生まれます。クヴェヴリ特有の卵形の形状にも、先人の知恵があります。発酵中には液体が自然に動きやすく、発酵後には果皮や澱が底へ沈みやすい構造になっています。古代から続く製法でありながら、その仕組みは現代の醸造にも通じる合理性を備えています。
この伝統的なクヴェヴリによるワイン造りは、2013年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。近年では、その考え方に着想を得た卵形の発酵・熟成容器が、世界各地のワイナリーでも使われています。MUKADO WINES も、この受け継がれてきたクヴェヴリ製法を尊重しながら、土着品種の個性を丁寧に引き出し、伝統と現代の技術を融合させたワイン造りに取り組んでいます。
Georgian Wine in Numbers / 数字で見るジョージアワイン

MUKADO WINES は、ジョージアで代々ワイン造りを受け継いできたウズナシュヴィリ家の11代目、ラド・ウズナシュヴィリが設立したワインブランドです。ブランド名「MUKADO」は、ジョージア屈指の銘醸地「ムクザニ(Mukuzani)」と、創業者「ラド(Lado)」の名を組み合わせたもの。土地への敬意と、造り手としての信念が込められています。
ラドは、ジョージアで受け継いだ伝統を礎に、オーストラリア、フランス、イタリアなど世界各地のワイナリーで、ワインメーカーとして醸造に携わってきました。異なる土地や品種、醸造方法と向き合う中で培った経験を、ジョージア固有のブドウと伝統的なワイン造りに生かしています。彼が目指すのは、伝統をそのまま再現することではありません。クヴェヴリ製法をはじめとするジョージアの醸造文化を尊重しながら、現代の技術と品質管理を取り入れ、土着品種と土地の個性を、より明確に表現することです。8000年続くジョージアのワイン文化と、世界各地の醸造現場で磨いた技術。その両方を一本のワインに結びつけることが、MUKADO WINES のワイン造りです。
Terroir of Mukuzani
ジョージア東部、国内最大のワイン産地であるカヘティ地方。その中心を流れるアラザニ川の右岸に、銘醸地ムクザニは広がっています。大コーカサス山脈を望むムクザニのブドウ畑は、標高約350〜700メートルに位置します。日照に恵まれた暑い夏と、山々から流れ込む冷涼な空気がもたらす昼夜の寒暖差。その環境の中で、ブドウはゆっくりと成熟し、豊かな果実味と酸を蓄えていきます。この地域には、粘土や炭酸塩を含む複数の土壌が分布しています。水分を保ちながらブドウの成熟を支える土壌と、ムクザニ特有の気候が重なることで、サペラヴィは深い色合いと力強い果実味、しっかりとした骨格を備えたブドウへと育ちます。MUKADO という名は、このムクザニの地名と、創業者ラドの名を組み合わせて生まれました。ムクザニは単なるブドウの産地ではなく、MUKADO WINES の原点となる土地です。



Tradition & Innovation
MUKADO WINES のワイン造りにあるのは、「伝統か、革新か」という選択ではありません。 ジョージアで8000年受け継がれてきたクヴェヴリ製法を大切にしながら、温度管理されたステンレスタンクやオーク樽など、現代の醸造設備も目的に応じて取り入れています。 目指しているのは、伝統的な製法を守ることそのものではなく、それぞれのブドウが持つ個性を最も美しく表現すること。品種やヴィンテージ、目指すスタイルに合わせて、一つひとつ最適な醸造方法を選択しています。 ジョージアの伝統を受け継ぎ、世界各国のワイナリーで培った経験を持つラド・ウズナシュヴィリだからこそ、古くからの知恵と現代の技術を自然に融合させることができます。伝統を未来へ受け継ぐために、変えるべきものと、変えてはならないものを見極めること。それが、MUKADO WINES のワイン造りです。
MUKADO WINES にとって、クヴェヴリは単なる醸造容器ではありません。8000年にわたり受け継がれてきた、ジョージアのワイン文化そのものです。使用するクヴェヴリは、粘土の質や焼成方法、容量まで細かく検討し、目指すワインのスタイルに応じて選定。さらに、醸造所内での配置や役割まで考え抜き、一つひとつのワインに最適な環境を整えています。伝統を守るだけではなく、その価値を最大限に引き出すこと。それが MUKADO WINES の考えるクヴェヴリへのこだわりです。
ジョージアには500種を超える土着ブドウ品種が受け継がれています。MUKADO WINES では、その中でもサペラヴィ、ルカツィテリ、ムツヴァネ、キシを中心に醸造しています。それぞれの品種が持つ本来の個性を尊重し、栽培方法や収穫時期、醸造方法を品種ごとに丁寧に選択しています。使用するブドウは、自社で管理するブドウ園と契約栽培のブドウ園から、品質を第一に選び抜いています。
優れたワインは、醸造所ではなく畑から生まれる。MUKADO WINES では、その考えのもと、環境への負荷を抑えるリュット・レゾネ(減農薬栽培)を採用しています。ブドウの状態を見極めながら、必要最小限の農薬と肥料のみを使用し、自然との調和を大切にした栽培を続けています。醸造においても、ブドウ本来の個性を生かすことを第一に考え、酸化防止剤の使用も必要最小限に抑えています。伝統、土地、ブドウ、そして造り手。そのすべてが調和したとき、一杯のワインが生まれます。それが、MUKADO WINES が目指すワイン造りです。

MUKADO WINES が造り続けているのは、ワインだけではありません。8000年受け継がれてきたジョージアのワイン文化と、11代にわたるウズナシュヴィリ家の想いを、次の世代へつないでいます。




































ジョージアワインは、さまざまな料理との相性が抜群。力強い赤から爽やかな白まで、料理を引き立てる個性をご紹介します。

深い色合いと力強い酸味を持つジョージア原産の赤。高い酸味と豊富なタンニンが、脂肪分の多い肉をさっぱりと包みます。ブラックベリーやプラムの果実味と、熟成による土っぽいニュアンスが特徴。

爽やかな酸味と繊細な果実味が特徴の白。柑橘や青リンゴ、ハーブの香りがあり、酸味が口の中を引き締めます。料理の風味を邪魔せず、軽快で上品なペアリングに最適。

芳醇な果実味と柔らかな酸味が特徴。アプリコットやトロピカルフルーツ、軽いハーブの香りで、バランスの良い味わい。コクを引き立てつつ重すぎない印象。

カヘティ地方アフメタ地区を中心に育つ希少品種。フローラルで柑橘や洋梨、桃を思わせる香りが特徴。クヴェヴリで醸すと熟した洋ナシやドライアプリコット、オレンジ、クルミの風味と、しっかりした骨格が現れます。
ジョージアの食文化を語るうえで欠かせないのが、伝統的な宴席「スープラ」。大皿に盛られた料理が次々と食卓に並び、乾杯の音頭とともに宴は長く続きます。チーズたっぷりのパン「ハチャプリ」、スープ餃子「ヒンカリ」、くるみソースの鶏料理「サツィヴィ」など名物は数えきれず、なかでもくるみはジョージア料理の要。コリアンダーやフェヌグリークなどのハーブ・スパイスとともに、料理に独特の風味と彩りを与えます。ナッツのコクとハーブの香りを持つジョージア料理は、同じ大地で生まれたジョージアワインと抜群の相性です。


揚げた茄子にくるみのペーストを巻いた前菜の定番。ザクロの実の酸味がアクセントで、白・琥珀ワインと好相性。

鶏肉をにんにくとミルクのソースで煮込んだ郷土料理。コクのある味わいが、琥珀ワインや赤ワインを引き立てます。
赤・白・琥珀・スパークリングの4カテゴリーで、MUKADO/Shio の代表的なワインをご紹介します。

シオ サペラヴィ レート ハーヴェスト セミ スイート レッド
複数の黒ブドウを混ぜて樽で自然発酵させた、ほのかな甘みと酸のバランスが心地よいセミスウィートな赤。ブラックベリーやプラムを思わせるフルーティな香りが広がります。

シオ サペラヴィ トラディショナル オーク エイジド ドライ レッド
単一品種のサペラヴィをオーク樽で伝統的に熟成させた辛口赤。マロラクティック発酵で角が取れ、複雑さと深み、長い余韻が感じられる一本です。

シオ サペラヴィ スペシャル アンフィルタード ドライ レッド
古来の伝統製法と現代の発酵技術を組み合わせ、無濾過で仕上げた辛口赤。黒系ベリーやスパイスの香りが立ち、複雑な味わいを持ちます。

ムカド ヘリテイジ ムツヴァネ ウデド ドライ ホワイト
標高約560〜600mの畑で育つムツヴァネを伝統製法で仕込んだ辛口白。しっかりしたボディとミネラル感があり、ドライでエレガントな香りが特徴です。

シオ ムツヴァネ スペシャル ドライ ホワイト
ジョージア古来のムツヴァネを用いた辛口白。塩気を感じるミネラリーな飲み口に、柑橘系のフルーティさ、ハーブやスパイスの香りが複雑に調和します。

シオ ルカツィテリ スペシャル ドライ ホワイト
標高約550〜590mの畑のルカツィテリを使った辛口白。心地よい酸味とミネラル感を軸に、マルベリーやスパイスの香り、熟成由来の複雑さも備えます。

ムカド クヴェヴリ ムツヴァネ トラディショナル ドライ アンバー
大型の素焼きの甕クヴェヴリで果皮ごと発酵・熟成させた無濾過の辛口アンバー。複雑な香りに、ピーチやハーブのニュアンスと穏やかな酸味が漂います。

シオ ルカツィテリ ムツヴァネ トラディショナル
白ブドウを果皮ごとスキンコンタクトさせたジョージア伝統のアンバー。白・赤・ロゼ・琥珀の要素を併せ持つ複雑な味わいで、数年の熟成で飲み頃を迎えます。

シオ カフリ ムツヴァネ トラディショナル ドライ アンバー
果皮・梗・種ごと発酵させ、セメント槽で半年以上熟成させた無濾過の辛口アンバー。豊かなタンニンとミネラル感、奥行きのある複雑な香りが特徴です。

シオ ムツヴァネ トラディショナル アンバー スパークリング ブリュット
白ブドウを果皮ごと漬け込むアンバー製法に、樽熟成と発泡を組み合わせた辛口スパークリング。複雑で深みのある風味に、きめ細やかな泡が個性を添えます。
MUKADO WINES が受け継いでいるのは、8000年続くジョージアのワイン文化と、11代にわたるウズナシュヴィリ家の伝統です。その想いを、一杯のワインに込めて、日本へお届けします。